Windowsの「ペイント」が3Dコンテンツを簡単に作れるようになる「Paint 3D」に超絶進化するなど、「3D」がカギの大型アップデート発表

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Microsoftが2016年10月27日未明に開催した新プロダクト発表イベント「Windows 10 Event」で、Windowsの「ペイント」が大きく進化した「Paint 3D」など、「3D」をカギにしたツールを発表しました。「ペイントを使って直観的な操作で簡単に3Dコンテンツが作れるようになる」というのは10月上旬に情報がリークされていましたが、実際にどのように進化したのか、よくわかるムービーが公開されています。

タッチペンを握り、Surfaceのディスプレイに何か描いている風の少女。

「Windowsで絵を描く」というと、「ペイント」がまっさきに頭に浮かびますが、少女が描いているのは3Dイラストです。

描いた3Dイラストは画面を動かすことであらゆる方向から確認できます。

Microsoftが発表した「Paint 3D」は、3Dコンテンツを人々がより簡単に作れるようにしたツール。プロでなくても、5分もあれば作りたいものを作れるそうです。

拡大・縮小も直観的な操作で行うことが可能。

コンテンツの配置換えはドラッグ&ドロップでOKです。

宇宙っぽい3Dコンテンツを用意して……

自分の写真を取り込みます。

縮小&配置するだけで、簡単に自分が宇宙に行ったような作品が完成しました。2Dの写真と3Dイメージを融合することも可能です。

続いて登場したのは、クジラの写真を撮影する少女。

メニューから「Import」を選択します。

取り込んだ写真のうち、使いたい部分を選択すれば……

背景から切り離したクジラだけがイラストに追加されます。

「3Dモデリングをやってみたい」と思っていても、これまでは知識を持って難しいツールを使わなければコンテンツを作れませんでしたが、Paint 3Dは文字通り誰でも簡単に作れるようになっているわけです。

また、Paint 3Dだけでなく、スマートフォンのカメラ機能を使って物体を360度撮影すると3Dモデルが完成するという機能も登場しています。

Introducing 3D in Windows 10 – YouTube

取れたばかりのイチヂクを女性が台の上に置くと、少女はスマートフォンを手に取ります。

アプリを立ち上げ、スマートフォンのカメラをイチヂクに向けると……

アプリがイチヂクを認識し始めました。

イチヂクの回りをグルリと回りながら撮影します。

すると、イチヂクの3Dモデルがスマートフォンに取り込まれました。

3DデータをSurfaceに取り込めば……

Paint 3DやTrimbleの3Dモデリングツール「SketchUp」で編集可能。

紙にペンで落書きするようにペンで2Dの羽を描いていくと……

自動的に3Dに変換されます。

作ったコンテンツはPowerPointの素材として使ってもOK。

こんな感じで木の写真を取り込めば……

プレゼンでも使えます。もちろん、作った3Dモデルを3Dプリンターで出力することも可能。

Microsoft製ヘッドアップディスプレイ「HoloLens」を使えば、現実世界に3Dホログラムを投影することもできるようになります

Microsoftは上記のような「3D」をキーワードにした大型アップデート「Windows 10 Creators Update」の正式版を2017年始めにもリリースする予定で、今週中にはプレビュー版がWindows Insider Programで提供される見込み。

なお、Windows 10 Creators Updateにはゲーム関連の新機能も含まれており、ライブストリーミングサービス「Beam」が統合されていたり、ゲームのプレイ画面を4K画質でストリーム配信したり、複数人が参加できるトーナメントも作成可能になるとのことです。

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